スローカロリー研究会第8回年次講演会プログラム詳報!
テーマは「スローカロリーとフレイル/サルコペニア」

 スローカロリー研究会の第8回年次講演会は、昨年度第7回年次講演会に引き続き、オンライン(Web)講演会として2022年3月に当研究会特設サイトで公開致します。
 今回のテーマは「スローカロリーとフレイル/サルコペニア」。その大きな要因である現代人の栄養問題を取り上げます。特設サイトは2022年1月開設予定です。

 適正な糖質や栄養を摂取しないことで起こり得る健康障害を提起することで、糖質を正しく理解し、糖質の質と摂り方を考慮した「スローカロリー」という健康食事法の普及をはかることが、当研究会の役割であるといえます。
 第8回年次講演会では、当研究会の3名の理事による講演をお願いすることと致しました。講演の詳細は随時更新致します。

スローカロリー研究会第8回年次講演会(Web講演会)

●テーマ:スローカロリーとフレイル/サルコペニア
●公開期間:2022年3月1日(火) ~3月31日(木)
●公開場所:第8回年次講演会特設サイト(サイトは、2022年1月開設予定)
●主催:一般社団法人 スローカロリー研究会
●後援:一般社団法人 日本生活習慣病予防協会

プログラム

【講演1】「高齢者のフレイル/サルコペニアと栄養」
 大内 尉義 先生
 国家公務員共済組合連合会 虎の門病院 顧問、東京大学名誉教授

SCR Dr.Ouchi001.png 老年医学のエキスパートである大内先生による、フレイルとサルコペニアと栄養の関連の解説。基礎から診断法、予防介入、そして最新のトピックの紹介まで、エッセンスが集約されている。講演は3つのパートで構成される。
Part1 「フレイル・サルコペニアの現状」では、可逆性があるというフレイルだからこそ早期介入が重要とされる。まだ早期介入効果のエビデンスは限られてはいるが、サルコペニアや認知機能が改善するという明るいデータが得られ始めているという。では、フレイルを予防するにはどのような介入が有効なのだろうか? Part2「フレイルを予防するには」では、栄養と運動という二点について、これまでに明らかになっている知見が取り上げられる。栄養に関しては、タンパク質摂取の重要性が明らかになっている。Part3「スローカロリーとフレイル」では、スローカロリーは脂肪蓄積を抑制することからサルコペニア肥満のリスクを下げ、また反応性低血糖を抑制することでフレイルリスクの低下につながる可能性があるという。

【講演2】「現代人の栄養障害対策~
 スポートロジーを生活習慣病の予防や治療に活用しよう」

 河盛 隆造 先生
 順天堂大学名誉教授、同 大学院・スポートロジーセンター センター長

SCR Dr.Kawamori001.png スポートロジーは、アスリートのための医学ではなく対象は一般生活者で、スポーツをすることによる代謝・心血管疾患やメンタルヘルスへの影響を学問として捉えるというもの。講演は3つのパートより構成。
Part1 「スポーツを学問に! スポートロジーで健康長寿を」では、標準体重者のメタボリックシンドローム、若年者のサルコペニアやフレイルの存在など、従来の医学的な定義を覆すようなデータが次々に示される。Part2 「筋力低下が無症候性ラクナ梗塞と関連~文京ヘルススタディ」では、現在までに明らかになっている認知症のリスク因子は40%に過ぎず、60%は不明と考えられている。しかし、その40%を我々がいま実行することが重要だとは強調する。Part3 「糖の流れを考えて、食後高血糖を正常化する」では、食後高血糖を正常化するための戦略が総括される。「糖の流れ」を考えれば、食後の血糖値を抑制する戦略も、自ずと明らかになる。時間をかけて食事を楽しむ、最初にサラダを食べる、そして炭水化物は毎食しっかり適量を摂取するなど、食事の摂り方の意味と大切さが指摘される。

【講演3】「スローカロリーシュガー摂食による
 高齢糖尿病患者の血糖値に与える影響」 (仮題)

 西村 一弘 先生
 駒沢女子大学人間健康学部健康栄養学科 教授、東京都栄養士会 会長)

関連情報

●スローカロリーWebセミナー
●スローカロリー3分間ラーニング
(2021年12月 更新)
(2021年12月 公開)
スローカロリー3分間ラーニング