スローカロリーってどんなこと?

規則正しい食生活

 糖尿病や高脂血症、肥満といった生活習慣病のリスクを低減するために、まず必要なのは規則正しい食生活です。朝食を抜く、夜中に食事をするといった不規則な食事の習慣は、生体リズムを乱し、内臓脂肪蓄積の原因になります。

 太りにくい、健やかな身体づくりのためにも、食事の量や内容について気を配るとともに、食事をする時間や食べ方にも注意する必要があるのです。

 また近年、「糖質制限」の考え方が一般生活者にも広がり、主にダイエット法として注目されています。「主食を抜けばやせる」、「糖質を食べなければ健康になる」さらには「糖質以外ならいくら食べても大丈夫」といったものにまでエスカレートしている風潮も見受けられます。しかし、やみくもな糖質制限は栄養のバランスを欠き、健康を害する可能性があります。

 日本人の平均BMIの推移を見てみると、男性は、各年代とも平均BMIが増加している傾向にあり、肥満予防・メタボ予防の課題が今も残っています。逆に女性の場合は、若い世代で平均BMIが減少傾向にあり、痩せ過ぎで健康な子供が産めないといった課題が挙がっています。それぞれの年齢や体調、趣向に合った食を選択肢、必要なエネルギー量、栄養バランスを維持しながら糖質を摂取することが必要です。

次は... サラダを先に食べる