スローカロリーってどんなこと?小腸からの消化吸収がゆっくり

 糖質の中には、小腸上部で速く消化吸収されるものや、小腸の下部まで届き、小腸全体でゆっくり消化吸収されるものがあります。

 消化吸収が早い場合、肝臓への糖流入速度が早くなり、急激な血糖上昇とインスリンの過剰分泌を起こす場合があります。健康な方には特に問題となりませんが、耐糖能の衰えた方にとってはリスクになります。一方、ゆっくり消化吸収されれば、肝臓への糖流入速度が遅く、血糖がゆっくり上がり、インスリンを適量分泌し、血糖がゆっくり下がるということになります。  その結果、内臓脂肪がつきにくかったり、血圧が下がったり、満腹感が持続するといった効果が期待できます。

 また小腸の末端まで糖質が流れることから、消化管ホルモン「インクレチン」が多く分泌され、高血糖を改善するということもわかりました。

パラチノースの研究結果についてはこちら ▶ スローカロリーラボ

もくじ

(2015年03月 更新)
(2015年03月 公開)
スローカロリー3分間ラーニング