スローカロリーを実践しようスローカロリーな食品

 体内で速く吸収される糖質は、糖尿病や肥満などの生活習慣病のリスクを高めます。そこで、ゆっくりと糖質が吸収される食品を選ぶことが「元気で太りにくい健康な体づくり」へとつながります。

Point1 食物繊維が豊富な食材

 ゆっくりと糖質が吸収されるのは食物繊維が豊富な食材です。食物繊維には満腹感を得られる、腸内環境を改善するなどの利点があります。

 特に海藻類、きのこ類、乾物類、こんにゃくに含まれる「水溶性食物繊維」の多くは水に溶けると高い粘性を示し、食事内容物の胃内滞留時間を延長させ、腹持ちがいいという特徴があります。加えて小腸内で糖質の消化・吸収をゆるやかにし、急激な血糖値の上昇を抑えることから、糖尿病の予防や治療において重要な効果が期待されます。さらに血清コレステロール値を正常化し、動脈硬化を予防する効果もあります。

Point2 歯ごたえのある食材

 過食を防ぐには、咀嚼回数を増やし、時間をかけてゆっくり食べることが大切。そのためには、歯ごたえのあるかたい食材がおすすめです。野菜であれば根菜類、ごはんであれば玄米や雑穀を選びましょう。

Point3 砂糖の質も吟味する

 砂糖は、上白糖よりもミネラル分を多く含む黒糖やきび砂糖がおすすめです。血糖値が上がりにくいことに加え、善玉菌を増やし、腸内環境を良くするオリゴ糖や、小腸からの消化吸収がゆっくりな糖質「パラチノース」を生活に取り入れるのもいいでしょう。

パラチノースの研究結果についてはこちら ▶ スローカロリーラボ

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(2015年03月 更新)
(2015年03月 公開)
スローカロリー3分間ラーニング